助産学科
出産を核として、女性の一生の健康をサポートできる
助産師の育成をめざします。
「女性とともにある」専門職として、人への深い理解を基盤に、
女性とその家族の健康に幅広く対応できる
実践力を身につける教育を行います。
卒業生は、県内を中心とした病院、診療所、助産所で高い
専門性を発揮し、自律性のある専門職として活躍しています。
授業・教科の内容
1年間の修得単位数は、35単位(1,020時間)、そのうち臨地実習は11単位(495時間)です。
授業科目
●基礎助産学:助産学概論・母子の基礎科学I II・基礎助産学I~IV・母子の心理・社会学
●助産診断・技術学:助産診断・技術学I~IV・ウイメンズヘルスケア論・健康教育論
●地域母子保健
●助産管理
●助産研究
●臨地実習
実習について
臨地実習は、病院・診療所・助産所等での助産活動を学びます。
〔継続事例実習〕
妊娠期から子育てまで継続して実習し、深い人間関係と対象の能力を引き出す支援を学びます。
〔地域母子保健実習〕
保健センターにおける母子保健活動や地域での子育て支援の実際を学びます。
〔新生児実習〕
正常新生児はもとよりハイリスク新生児のケアを通して、助産師の役割を更に深く学びます。
〔健康教育〕
教育機関に出向き、いのちの教育を企画・実施し、思春期からの支援のあり方を学びます。
教科外活動
新生児蘇生法「専門」コースの認定を得る機会を設けています。
年間授業スケジュール
主な実習施設
県立尼崎総合医療センター 県立西宮病院 県立淡路医療センター 県立丹波医療センター 三田市民病院 母と子の上田病院 なでしこレディースホスピタル マムクリニック
関西労災病院 あさぎり病院 親愛産婦人科 林産婦人科 久保みずきレディースクリニック はしもと産婦人科 県立こども病院 神戸大学医学部附属病院 毛利助産所 しまざき助産院 さくら助産院 住岡母乳と育児相談所 小さないのちのドア 神戸常盤女子高等学校
授業風景
在校生・卒業生の声
私たちは、助産実践能力を身につけることを大切にしたいと思い、この学院に入学しました。学院生活では、学ばなければならないことの多さに驚きながらも、講師の先生方から教えていただく助産に関する知識・技術は新鮮で興味深く、集中して授業に臨むことができています。また、演習では、グループワークや学びを発表する機会も多く大変ですが、学生間での意見交換も活発で、教員のサポートを受けながら、参加しやすい雰囲気のなかで学びを深めることができています。
6月には近隣の高校で1年生を対象に“いのちの授業”を行います。対象のニーズに応じて、私たちが伝えることは何か、何を伝えるべきなのか、互いに思考を巡らせ摺り合わせながら授業の準備に取り組んでいます。9月からは助産学実習がはじまります。
助産師なるという同じ志をもったクラスの仲間と支え助け合い、刺激しあいながらこの1年を過ごし、人としても成長していきたいと思っています。
総合衛生学院での1年間は笑いあり涙ありのとても濃い1年間でした。初めは慣れない環境に不安もありましたが、いつも親身になって支えてくださる先生方や、同じ目標を持つ大切な仲間のおかげで充実した学校生活を送ることが出来ました。
実習では、妊娠期から育児期まで幅広い分野を経験でき、分娩期では2人の命を預かる責任の重さに何度も押し潰されそうになりましたが、産婦さんからの「ありがとう」の言葉が力になり、実習を乗り越えることが出来ました。無事出産を終え、赤ちゃんに会えた時の産婦さんの嬉しそうな笑顔や力強く泣く赤ちゃんの姿から、命の誕生に寄り添えることの素晴らしさを学ばせていただきました。
私は臨床に出て間もないですが、総合衛生学院での学びを基盤として、お母さんや赤ちゃんとの出会いを大切に強くて優しい助産師を目指し成長していきたいと思います。
主な就職先(令和2年度〜令和5年度)
県立尼崎総合医療センター、県立西宮病院、県立丹波医療センター、県立淡路医療センター、県立はりま姫路総合医療センター、県立こども病院、神戸大学医学部附属病院、神戸市立医療センター中央市民病院、神戸市立医療センター西市民病院、加古川中央市民病院、公立豊岡病院、姫路赤十字病院、母と子の上田病院、聖マリア病院、あさぎり病院、済生会兵庫県病院 等